現代社会では「オフライン」の時間を作り出すことが重要だ

 
現代社会では「オフライン」の時間を作り出すことが重要だ

現代は情報過多の時代だ。その原因は言うまでもなくインターネットである。

昔はなにか分からないことを調べようとすると、本を読み漁ったり、分かる人に聞いたりしてなんとか情報を得たものだが、現在はスマホやパソコンからインターネットに接続するといくらでも情報が出てくる。

それが全て正しい情報なら良いのだが、間違った情報も大量にあるので、何が正しい情報なのか判断がつかなくなる。

簡単にアクセスできるので、無駄な情報も見てしまう

「インターネットサーフィン」という言葉があるが、ある事を調べようとしてその情報を検索していると、ほかの情報も表示されて、今調べようとしていたことと関係のないことまで閲覧してしまう。

そうすると、そこから次々にページを閲覧するようになっていき、どんどん時間が過ぎ去っていき、元々検索しようとしていたことが何だったか忘れてしまう。

結局時間を無駄にし、必要ない情報までインプットされてしまうという事態になる。

なぜこうなるかと言うと、非常に簡単に情報にアクセスできてしまうからである。また料金プラン分までは、いくら接続しようが料金は変わらないので、無意識に元をとろうという意識が働くのだろう。

SNSは利用者を中毒にする様に仕掛けられている

今やかなりの人間が利用しているSNSだが、これには利用者が中毒になる様に仕掛けが施されている。

たとえばTwitterやFacebookで通知がくると「何かいい知らせがあるのではないか」と思い込む。その時、脳は興奮してドーパミンを放出する。

実際自分の投稿した写真や文章がリツイートされていたり、「いいね」がついていたりすると嬉しい。逆に、悪い評価がついていたり、何もレスポンスが無かったりすると残念な気分になる。

実はその結果がランダムであればあるほど、人間は中毒になりやすいとされている。

ドーパミンは人間のパフォーマンスを上げ喜びを感じさせるが、同時に非常に強い中毒性も含んでいる。これはギャンブルと同じで、例えばパチンコでも勝つ時も負ける時もあるからそれにハマる。このギャンブルと同じ原理をSNS開発企業は応用しているのである。

なぜそんなことをするのか。もちろん人々がSNSに時間を投下すればするほど企業は儲かるからだ。

実際にFacebookの開発者は、

SNSの開発の意図は、いかに時間と注意をSNS上で消費させるかだ。

だからドーパミンを出させる仕掛けを作った。

誰かに「いいね」やコメントをされると、ドーパミンの効果で更に投稿したくなる。

そして更に「いいね」やコメントが増えていく。

社会評価のループに落とし込むんだ。

開発者は全員こうなる事が分かっていた。

でもあえて作ったんだ。

と語っている。

ネットに依存すると社会不適合者になる

最近の研究では、注意が散乱した状態が続くと、永久的に集中力が下がる事が判明した様だ。ことあるごとにスマホを確認していると社会で生きるための能力が失われる。

「スマホ依存」という言葉もよく見かけるようになった。スマホを確認するたびに「何か」を期待する。「いいね」やコメントがあるかどうか。検索エンジンを使って何か面白い情報がないかどうか。

それらがあると一時的に刺激を得ることが出来る。しかしすぐにその快感は無くなる。だからまたすぐに刺激が欲しくなる。スマホを確認する。というまさにドラッグと同じ無限ループに嵌っていく。

中毒者は、スマホと言う機械にコントロールされており、これからさらに酷くなっていくだろう。

オフラインの時間を意識的に増やす

中毒になる理由は、ドーパミンが放出され過ぎることにある。従って結論から言えばドーパミンを出す行為(ドーパミントリガー)を失くせば中毒から免れることが出来る。

インターネット上には様々な中毒性を持つものがあるが、自分がそれをやろうとするときになにか別のものに興味を逸らすという方法が一番かと思う。

別のものというのは、もちろんインターネット以外のものにする必要がある。

ドーパミンの効果は10分しかもたないので、その間気を逸らすことをすればよい。

筋トレや軽い運動、読書、仕事に関する勉強等、長期的に結果が期待出来るものに置き換える。

個人的には時間で区切ってしまうのが良いと思う。

スマホやパソコンでの作業を90分続けたら、作業が途中でも強制的に外に出て30分散歩をする。具体的には以下のようなスケジュールになる。

 9:30~11:00 作業
11:00~11:30 散歩
11:30~13:00 作業
13:00~14:00 昼食
14:00~15:30 作業
15:30~16:00 散歩
16:00~17:30 作業

という具合である。

作業間の休憩は散歩でなくても構わない。ただパソコンやスマホでの作業は体を動かさないので、何かしら体を動かすものがよい。そうすることによって失われた集中力が戻ってくる。

また人間が1日に集中できる時間は、どんなに鍛えられてもせいぜい6時間とされているので、 それ以上やっても意味がない。

インターネットの発達は確かに我々の生活を便利にしたが、それに使われるようになってきてしまっている。

今後5Gの時代が来ると益々インターネットに依存してしまいそうだが、その依存度合いを自分でコントロールするようにしないと危険だ。

意識的に「オフライン」の時間を作り出す必要があるだろう。