会社に雇われで消耗するのは時代に合わない

 
会社に雇われで消耗するのは時代に合わない

初めて就職をしてから、現在までに20回近い転職を繰り返してきた。

その中で様々な会社を渡り歩いたのであるが、その結果出た結論は「給与収入だけで生きるのはキツイ」という事だ。

終身雇用は終わった

昔の様に新卒で会社に入って、定年までその会社で働けるという時代は良かったかもしれない。しかし今は年功序列も終身雇用もとっくに崩壊している。一つの会社に何十年もいられる人はごくわずかである。つまりその会社でしか通用しない知識や技術の習得に時間を割いても無意味だという事になる。

もしどこかの会社の従業員になるのであれば、「汎用的に使える知識や技術を身に付けるという目的で入社して、それが身に付いたら辞める」という考え方でやるのがいい。

会社に頼って生きるのはコスパが悪い

会社の従業員になると、税金を沢山持っていかれる。平均的には支給額の20%が税金で持っていかれる。年収300万円であれば、60万円が税金として持っていかれ、手元に残るのは240万円である。

240万円であれば月当たり20万円が使える計算だが、それほど贅沢が出来るわけではない。しかもフルタイムで働くとなると、どうしても出費が増えることになる。

なぜかというと、フルタイムで働くと時間が無い為、自分で自炊をする暇がなく外食が多くなる。ストレスによる衝動買いも増える。すると必然的に出費が嵩んでいくため、月20万円では独身でも厳しい。

それよりも個人的にキツイと思ったのは、自分の時間が確保できない事への精神的苦痛だ。本来人間は自由な生き物であり、その為1日の大半を会社に支配されているという状況は不自然である。不自然な状態を続けていると、やはりどこかが壊れてくる。現在の日本でうつ病患者が激増しているのも頷ける。

会社を辞め、独立

私の場合であるが、駄目だと思った会社はすぐに辞める癖があるので、これまで20回近い転職を繰り返してきた。しかし、それだけではイタチごっこであると気付いたため、なんとか会社に頼らずに生きていく方法を考えた。

結論から言えば独立するという選択肢を選んだ訳だが、それほど順風満帆でもなかった。

最初はBarをやってみたかったので、個人でBarを開いた。従業員も雇わず一人でやることにしたので、大して儲からなくても自分一人分の食い扶持くらいは何とかなるだろうと考えていた。しかし甘かった。

自分一人で接客から調理までこなすので、あまりたくさん人が来られても対応できないと思い、雑居ビルの5Fに店を構えたのであるが、これだと全く客が入らない。1日6~7人入ればいいと思っていたのであるが、平均して2~3人、全く客が入らないことも珍しくなかった。

赤字が続き、時間があるときはバイトをして売上の不足分を補っていたが、それでもきつくなり、結局1年半ほどで店をたたむことになった。

開店資金が約250万円。1年半のトータルの赤字が約150万円なので400万円ほどの金を失った。幸い借金はしなかったので何とかはなったが、かなり精神的に落ち込んだ。

その後、都合により実家に戻ることになったのだが、何をやったらいいのかよく分からず、適当な仕事を転々としていた。

未経験からフリーランスのエンジニアに

このままでは埒が明かないと思い、やはり独立して何かやろうと考え、インターネットを見ていたところ、システムエンジニアなら開店資金もかからず、気軽に始められるという情報を得た。

大学時代に一応プログラミングをやっていたのであるが、当時はPascalという意味不明なプログラミング言語であったり、エディタはEmacsであったり、レポートはLatexで提出であったり、OSはUNIXであったりと、当時の自分には非常に難解で挫折した経験がある。

なので、大学卒業後も全く違う仕事をしてきたのであるが、それから15年近くたっているし、環境も変わっているだろうと思い、とりあえずシステムエンジニアを目指してみることにした。

未経験でも雇ってくれるところを探す

とりあえず未経験でもバイトで雇ってくれそうなところを探した。なかなかそういう企業は無かったのだが、一つだけ条件に該当するベンチャー企業があった。

早速そこにアポを取り、面接に行ったところ、奇跡的に採用された。

そこでアルバイトをしながら、プログラミングの教育を受けた。言語的にはC#であったのだが、やはり私が大学生だったころに比べると圧倒的に分かりやすく、楽になっていた。これなら何とかなりそうだと2~3か月猛烈に勉強を続けたら、おおよそのことは出来るようになってきた。

そのベンチャー企業は正社員を雇う余裕が無く、独立してくれたら仕事を紹介するという事だった。こちらとしては願ってもない事だったので、さっそく税務署へ行って開業届けを出し、システムエンジニアとして独立した。

その後3社ほど、仕事を紹介してもらったのだが、そのうち2社は上手くいかず、1社だけ担当者とウマが合いシステム開発を進めることが出来た。当時はそれしかやることが無かったのでその1社に対しては、全力で要望に応えるようにした。

信頼が得られると、仕事が得られる

そんな事を1年ほど続けていたら、おおよそシステムが完成に近づいてきた。ここまでくると客先からの信頼も得られるようになってくる。

この会社の工場のシステムを作成していたのだが、今度は本社の方にもシステムを入れたいという事になり、そのシステムも受注した。その後は、別の会社を紹介してもらいそのシステムも担当することになった。

この様にして現在は、一応フリーランスのシステムエンジニアとして生活している。

独立するのが正しい選択

会社に雇われて働く以上、正規だろうが非正規だろうが関係なく長時間拘束され、税金はごっそり持っていかれる。

これからの時代ますます労働者は使い捨てにされるようになっていき、税金を沢山払ったところでそれが自分に返ってくる可能性も低くなる。サラリーマンを続けてもジリ貧だ。

それであれば早いところ独立して、会社に頼らず生きていく方法を模索する方が正しい選択であると言える。